【COJ】The Agent【vol.24】
こんばんは。
ガブリエル集めたのに使わなかったアルーアです。
©SEGA
今期 2p。最重要オリボ要員。
昨日の宣言通り前期(高オリボ環境)について思った事を淡々と書いていこうと思います。
ただし、明日も早いので途中で切り上げるかも知れません、ごめんね。
さて、前期は皆さんいかがでしたか?
僕は思ったほどプレイ出来なかったので、そこまで恩恵は受けれませんでした。
まず、その環境のおさらいから始めましょう。
新カードが追加されたが、環境は依然サムライや赤黄、ハンデス、珍獣がトップを占めていて、結局大きな変化が無かったのが前々回。
しかしオリボ更新によって、その環境は劇的に変化する事となった。
ニケバアルを始めとしたSデッキの台頭である。
新カードすべてにポイントが付くと言う前代未聞の事態が発生。
その中でも【策略の装填】は超汎用ドロートリガーにも関わらず4pが付き、ほぼ全てのデッキに搭載された。
今期【策略の装填】が6位である事が何よりの証明であろう。
無色の4pカードが豊富にあったため、そこだけ固定すれば後は好きな色とコンボを搭載できた自由度の高い環境だったのである。
したがって、前期はトリガーこそほぼ固定みたいな感じだったものの様々なデッキが新たに開発され使用された。
よって環境としては、過去に例を見ないほどの種類のデッキタイプと遭遇できた良環境と言えただろう。
しかし、デッキビルダーの苦悩もまた同時に起きていた。
それは人々のニーズが「これでB」から「これでS」に変化していた事にある。
ここで言う「これでB」とは・・・・
この強さでオリボB(強いって意味で)
と言う意味である。
※許可を得ていないのでリンクは貼れないが、詳しくは《チラシの裏》を参照しましょう。
デッキビルダーは、厳選されたカードの中からもっとも優秀な組み合わせを模索し形にしていく。
そして、普段需要の高いオリボBを最適な形に仕上げて提供するのである。
今までなら、美しく仕上がったオリボBには誰もが賞賛し瞬く間に広まったであろう。
しかし前期はどうだったろうか。
結論から言おう。
全く見向きもされなかったのである。
それもそのはず、前期の最重要ポイントはオリボSであることだったからだ。
S以外のデッキの使用者は、基本的にSデッキを何らかの理由で使わなかった極少数のプレイヤーしかおらず、そもそもそういうプレイヤーは自分のデッキを持っているのでビルダーからの提供を必要としていない事が殆ど。
よって、前期はSデッキの開発に精力を捧げたビルダーのみ賞賛された。
しかし、デッキビルダーとは職人気質な人も多い。
《こだわり》が捨てきれず、Sデッキ製作に乗り切れない人もいた事を忘れてはいけない。
もしかしたら、そういうデッキビルダーには外人が全部同じ顔に見えるように、Sデッキが全部同じに見えていたのかも知れない。(まぁ、あながち間違いではなかったが)
とにかくデッキそのものの種類は多種多様であったものの、S以外は日の目を見ることなく終わってしまったように思えてならない。
比較的デッキ製作を重んじる自分としては、そういう原石を見逃していたかもしれない事実に少々後悔している。
さて、Sデッキ蔓延の実態と、その裏での出来事を何となくでも分かっていただけたと思うので、次に何故Sが流行ったのかについて語っておきたい。
これは前の自分のブログで少し触れたけど、要するに一定の強さを維持したままSに到達できたからである。
普段Bデッキを使ってる人なら、何の違和感も無く使用できるレベルでそれが可能だったのだ。
それともう一つ。
初心に帰るデッキが多かったからである。
具体的には、並べて殴る。なんてのが良い例で、パンプ伏せての殴り合いなんてベルゼ蔓延の1.2以降ほとんど忘れていた感情に近い。
そういう側面があって、キャットムル出して殴り合ってた初心者の頃を彷彿とさせる環境に懐かしささえ覚えた人も多かった事だろう。
戦闘慣れした人とそうでない人の差がはっきり出た環境でもあったと思う。
そして、そんな環境の本質とは、
ズバリ!
Sデッキによる、APのインフレ
が原因である。
負け越しても、多少勝っていればAPが増えてる事が殆ど。
つまり、気楽にプレイできるのである。
そしてSデッキ以外のプレイヤーも、基本的にはデッキパワーがSより良いはずなので勝ち越してAPが増えてるはずである。
つまり、どちらに転んでもAPが増えているのである。
これはリスクの無いフリーデュエルに等しい。
そんな状態なので自然とCOJが捗る。
普段のCOJが大会であるならば、前期はまさにフリーデュエルだったのだ。
ここでちょっと分けておくと、
前期が楽しいと思った人は【ゲームプレイヤー】
COJをゲームとして楽しんでるプレイヤーである。
逆につまらないと思った人は【競技者】
COJを競技として凌ぎあう事を楽しむプレイヤーである。
ポケモンで例えるなら、上がランダムフリーを好んでやるプレイヤー。
下がレーティングを好んでやるプレイヤーだと思えばいいと思う。
ゲームプレイヤーは、大抵トップデッキ(サムライ、赤黄など)を嫌い、対面にこれらのタイプしか出てこない環境を面白くないと思っている傾向にある。
よって、前期のような多種多様なデッキが対面にくる環境を望んでいる事が多い。
競技者は、その逆で前期のようなAPインフレを嫌い、勝ちを募らす事でAPを増やし負け越せばAPが減少するのが当然と考えてる傾向にある。
多くのプレイヤーは、上記のどちらか、または両方の考えを持っているはず。
稀に例外もあるがそれはさておき、その考え方の違いから生まれた言葉がある。
それは
「APの価値」
である。
これについては
を参照していただきたい。(前にリンクフリー宣言いただいてるので貼っちゃいました)
ここでCデッキで盛ろうがニケバアルで盛ろうが「APは同価値」と言ってます。
僕もそう思います。
そう思うというより、
価値観の違いとは、そもそもAPに当てるものでは無く各個人の感性によって決まるものなので、
「お前のAPはニケバアルで盛ったモノだから無価値だ」
とか言うのは、そもそもズレている。
そして、そのズレの原因が上に書いた【ゲームプレイヤー】と【競技者】の違いそのものだと思う。要は考え方の違いって事ね。
《高ランク=強い の時代は終わった!?》
今でも高ランク=強い と言う考え方がCOJプレイヤーに深く根付いている。
いや、まぁ実際ある程度間違ってはいないんだけど、行き過ぎた感があるなぁって思ったから触れておきたい。
まず、何故 高ランク=強い となったのか?
それについて。
ver1.2より前はDOBシステムは存在しなかった。
つまりオリボとか気にせず、各々一番強いと思ったデッキ を使用して全国対戦をしていたのである。
その厳しい環境で勝ち上がりランクを上げていった猛者達が築き上げた努力の結果が《高ランク=強い》の図式なのである。
さらに今でもそうなのだが、 強さを示すランキングがAPランキングのみなのも、その考え方に拍車をかけている。
だから、決して間違ってはいないのだ。
しかし、ver1.2以降から導入されたDOBシステムによって、その図式はすでに崩壊している。
無論、全て崩壊した訳では無く、具体的には「曖昧なものとなった」と言うのが正解だろう。
プレイヤーの強さの境界線は、すでに引くことが出来ないほど曖昧なのである。
「でもQ3は強いでしょ?」
と言う人もいるかも知れない。
そりゃ現Q3は間違いなく強いと思う。
でもそう言う事を言っているのではない。
ランクなど、DOB導入の時点ですでに当てにならないのだ。
本当に強いかどうかは、実際に対戦してみた人にしか分からず、それも人によって強いと思ったかそうでないかはマチマチなので、高ランク=強い を勘違いしてドヤ顔するのは少々苦笑いしてしまう。
ランクは、あくまで各個人が目標としての目安としてみるものだと思う。
APランキングを凌ぎあってる人達は、あくまでAPの量を競いあってるのであって、強さを競っている訳では無い。
本当に強さを比べたいなら、運営に【月間レートランキング】をお願いするのが一番だと思う。
毎月1日にレーティングポイント初期化。同時にDOB更新。
2週間でDOB更新。月に2回の更新で2つの環境を1ヶ月で体験できるようにする。
翌月、月間レーティングランキング上位者には特別称号を配布。
これを毎月繰り返す。
まぁマッチングの問題だとか色々問題点はあるけど、たったこれだけでおよそランクに関係なくある程度の強さを示す指標が出来上がる。
ー総評ー
COJとは、対戦型の競技であり、また同時にゲームでもある。
それはより多くのプレイヤーに触って貰いたいからと言うSEGAの意志があるからだと思う。
DOBシステムによって、多くのプレイヤーが楽しむ事ができるようになった。
前期は、まさに
《ゲームとしてCOJを楽しめた環境》
だったと思う。
もっと早くこのブログを通じて、それを伝えるべきだったと後悔している。
今期、前期のような環境では無くなってしまったけど、DOBシステムがある限りいずれまた訪れるであろう時に備えて、今日語った事を忘れないで欲しい。
なお、DOBに対してポイントランキングの変更がありました。
1~100位 0pt
101~250位 1pt
251~450位 2pt
451~621位 4pt
幅が変更されているようです。前がどんな感じだったか忘れました。
ごめんね。
さて、オリボ更新だとか新イベントとかの情報も出てきているけど、今日はここまでで勘弁して下さい、何でもしますから!
ではここまで読んで下さってありがとうございました。
このまま毎日寝不足で僕は死にそうです(現在深夜1時→5時起き)
また次回も宜しくお願いします。
ではではノシ